〜古代マケドニア王朝 アレキサンダー大王 ステーター金貨〜
【発行年】紀元前336-323年
【発行枚数】不明
アレキサンダー大王は、20歳という若さで王位継承しました。
父の遺志を受け継いで戦争へ向かい、ダレイオス三世の娘婿であるミトリダテスを投げ槍でしとめる事で、味方からの絶大なる信頼を得る一方、
一切の和解にも応じず、進軍する彼は敵から恐れられる存在となりました。
そして、約5万程の軍勢で、20〜30万ほどあったとされたダレイオス三世率いるペルシア軍との戦いに勝利を収めました。
また、この戦争の際に遠征し続けた事で東方にギリシャ文化が広まり、
後に新しい文明の誕生をもたらした事は彼の偉業とされています。
これらの偉業と圧倒的な強さから、
父はヘラクレス、自身は神と称していました。
アレキサンダーの死後、彼を伝説の大王、神とあがめ、
コインは、表に『コリントのメルメットを被るアテネ神の頭像』、
裏には『勝利の女神 Nike(ニケ)』が描かれ、戦争の勝利を祈願したとされています。
これまでコインに実在の人物が描かれているのはタブーとされていた、
”人物をコインに描く”という、通貨の歴史として重要な意味を持つ人物となります。
このステーター貨は、ぺルシャ軍を征服した時に押収した大量の金や銀を使用し、鋳造したと言われています。
またステーター貨の金貨は数が少なく、ごく一部で流通していた事と、
当時の金は価値が高く銀の約10倍と言われていた事から、希少性の高い逸品となります。
紀元前に鋳造されたとは思えないほどの輝きを放ち、
グレードも<Ch AU Strike:5/5 Surface:5/5 Fine style>と状態が良いです。
また<Fine style>がついている事で芸術性にも優れている事が分かります。
NGC鑑定品
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