〜神聖ローマ帝国 トランスシルバニア 10Ducats 金貨 1671年銘〜
ここ数年最も価格上昇の著しいダカット金貨の筆頭「トランスシルバニアの大型10ダカット」をご紹介します。
神聖ローマ帝国の東側を固めたハンガリーは歴史上常にオスマントルコに対するヨーロッパの砦の役割をしていた。
そのハンガリーの更に東に位置するトランスシルバニアは小国で有るが故にコインの発行枚数が少なくいずれも希少コイン群の代表格と成っています。
とりわけ通常通貨の額面では無い大額面「10ダカット金貨」は希少コインの華で状態のいかんを問わず金貨の標準カタログ「フリードバーグカタログ上」最も高価な価格をリストされている。
◎フリードバーグカタログカタログ最新号（2009年版）ガイド価格はEF（極美品）で5万ドルで有る（449ページ#458) からAU(準未使用品）はその倍以上10万ドル前後と推測される。
なお、この時のカタログ価格は2008年当時の参考価格で現在では相当の価格上昇が確認されている。
ご承知のように神聖ローマ帝国はドイツを中心とするハプスブルグ家などドイツ語圏を主とする帝国で有ったからドイツ圏のコインは比較的残存枚数が有る場合も散見されます。
しかし、小国だったハンガリーやその中でも更に小国だったトランスシルバニアの金貨と成るとこれはもうウルトラ希少金貨群の代表で有る。
発行数が少ない＝残存数は激希少＝高額金貨＝価格上昇が激しい、、、という循環の中に有ると言えるでしょう。
◎安心のアメリカNGC社鑑定品ですから、真贋は無論の事すでにグレードが確定していて世界中で価値が保証されています。
◎鑑定結果は：AU53 (準未使用品鑑定） これまで3.000万枚以上のコインを鑑定して来たNGC社で「鑑定唯一のコイン」です！
このコインの希少性が客観的にお解り頂けるでしょう。
◎コインに描かれているのは右向きMICHEL APAFI 1世（在位1661年〜1690年）の鎧正装の胸像。王権の象徴を手に見事に描かれている。
反対面には王国の紋章と年号1671年が見事に刻まれている。
ミーハイ アパフィー１世（ハンガリー語読みは姓名が日本語同様反対に成りアパフィ.ミーハイ1世）はハンガリー人のトランスシルバニア治世者で非常にユニークな形状金貨を発行した事で著名。
その一例を示すと六画系、八角形、星形、太陽形、三日月形などなど独自の創作的形状の金貨は特に有名でこれらの金貨はブダペストの国立銀行貨幣資料館の2階に展示されている（入館無料）
のでハンガリーを訪れた際には是非見学をお勧めします。
なお、ミーハイ アパフィー１世治世下で50ダカット100ダカットという超大型金貨が発行されていて2009年発行のFr:カタログガイド価格はそれぞれ50万ドル、75万ドルと記載されている。
2013年日本でこの100ダカット金貨が2億円ほどの価格で販売されています。
価格上昇が著しいトランスシルバニアの10Ducats金貨は正にこれからが旬の金貨に間違い無いでしょう。
弊社お勧め銘柄金貨の１つです。
ミュージアムピースを個人で所有出来る稀な機会と言えるでしょう。
贅沢な時間をお楽しみ下さい！
NGC鑑定品
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