2009年ウルトラハイリリーフ金貨はアメリカで発行された、
「ワンイヤータイプ」と呼ばれる希少な金貨です。
2009年の1年間しか生産されなかったため、
ワンイヤータイプに分類されています。
日本のコレクターには略してウルハイなどと呼ばれていたりもします。
1907年のダブルイーグル金貨/セント・ゴーデンズ20ドル金貨オリジナルデザインの復刻版というか、
現代の技術で再製造です。
当時の技術では、
アメリカの彫刻家「オーガスタス セント・ゴーデンズ」の考えた
ウルトラハイリリーフは大量生産で再現することが難しく、
極々僅か試作品が造られただけです。
そして圧印回数を減らしてハイリリーフとして製造されましたが、
それでも生産が厳しく、ハイリリーフ版は約12000枚だけ発行され、
最終的には通常品となり、1907-1933年まで発行されました。
ハイリリーフ版は高ランクの物には5、6千万円の値が付いています。
約100年後の2009年、セント・ゴーデンズのデザインを可能な限り再現し、
1907年版には無かった要素も加えて、
2009年ウルトラハイリリーフ金貨が生産されたのです。
■デザイン
表面:自由の灯火とオリーブの枝を持つ女神
裏面:イーグル
■状態
MS70PLとは流通品では最高の状態で、まるでプルーフ加工されたような美しさがあるということになります。
■コイン詳細
【発行国】:アメリカ
【発行年】:2009年
【額面】:20ドル
【直径】:27mm
【重量】:約31.1g
【品位】 :金品位:0.9999
【PCGS鑑定ページ】https://www.pcgs.com/cert/80691887
2009年ウルトラハイリリーフ金貨は製造された数量自体少ない上、1家庭に1枚のみの販売、外国人への販売はしないなど、厳格なルールに則り販売されました。そのため市場に出回る品物数は非常に少なく、売買される際は高値で取り引きされています。