■1828年 イタリア 80 フローリン金貨 トスカーナ
この幻の金貨と呼ばれている貴重な1枚をご紹介致します。
このコインは、イタリア、フィレンツェの最大額面とされている最大サイズの80フローリン金貨と呼ばれ、
フローリンという通貨単位は1252年イタリアのフィレンツェで発行されたフローリン金貨を意味しています。
金貨自体もかなり厚みが有り、表面のデザインは、ユリの花の紋章が素晴らしく美しく鮮明に刻印され、
大型24K金貨として発行されました。この美しい金貨は、1827年と1828年の僅か2年間限りで、
イタリア造幣局にて、レオポルド2世/トスカーナ大公(在位1824~1859年)の治世下で発行されました。
この金貨は、発行枚数の希少性とデザイン性から今では「幻の金貨」と呼ばれています。
なんと材質はこの年代ではありえない100%の金品位で造幣されています。また「ユリの花」のデザインが素晴らしく、ユリの花が更に金色を引き立たせ、見事な事から人気が高く市場に出てくる事には稀であります。
この当時のイタリアのコインは打刻が甘く、コインデザイナーの巨匠たちの繊細なデザインや刻印された文字が時代と共に削れてしまうのが普通とされていますが、本商品に関しては、素晴らしい保存状態で鮮明にデザイン、文字共にくっきりと刻印されておりまさに奇跡の1枚と言えるでしょう。
ご承知のようにフィレンツェはイタリアきっての古都で古代ローマ時代には花の女神フローラの町として
繁栄していました。
このフィレンツェのフローリン金貨は、全欧州の貿易の基準通貨となってフィレンツェの商業は世界を
支配して行きました。
フィレンツェは、ヨーロッパ芸術の中心的な都市であり、建築、絵画、彫刻におけるルネサンス芸術は、15世紀をとおしてレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの巨匠が活躍するルネサンス文化の中心地となって大きく開花しました。
この芸術、文化の香り高い幻の1枚は今後世に出る事は無いかも知れません。
・発行枚数:-
・材質:金
・重量:約32.65g
・直径:約31.27mm
NGC鑑定品
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